有給2ヶ月取得してみた

東証一部上場企業に就いていた25歳男が潰瘍性大腸炎を悪化させ、2ヶ月間 休むことになった記録

人生の瀬戸際~第3話~

 

こんにちは。

 

ここにきて、有給を取得し、休職になった経緯をお話ししようと思います。

 

1話で書いた通り、かかりつけ医にドクターストップを受けて、上司に報告しました。

それが7月1週目の話です。

 

 

もともと働き方には疑問を感じていたので、いずれ転職は考えていました。

しかし、入社してから3年目にして、割と新しい案件等にも関わらせて頂いたりと、責任あるポジションをまかせて貰えていました。

 

もう間も無く、昇任も見えていたところでした。

この仕事自体も好きだし、やりがいも沢山あって、一生懸命に取り組ませてもらっていました。

そして闘病7年目でしたので、本当にまさかのこのタイミングでのドクターストップでした。

自身の感覚的にも今まで通りの感覚でしたし、まだなんとかなるか。くらいの甘い気持ちで考えていた矢先のことでした。

 

そして休職にするか、退職にするかの瀬戸際でした。

休職したところで、今の医学では完治はしない。一時的に良くなっても復職すれば、この労働環境ではぶり返すだろう。

親とも相談しました。

そして、7月末で退社させて貰おうと決めて、上司に報告した時に、休職はどうだろうか?と提案を受けました。

上述した意見も伝えたうえでの提案でした。

 

ちなみに、私の仕事は、サービス業に近いもので、みなさまがお休みの時が繁忙期です。

 

なので、これから夏休みにも入り、繁忙期を迎えるのに、ぬくぬくと自分だけ休んでいて良いものなのか。ということも考えました。

 

そんなことを考えていると、お世話になった上司の方々から心配の連絡をたくさん貰いました。

全国各地に事業所があり、噂を聞きつけた昔の多くの上司から電話であったり、メールと本当に心配されました。

 

その時にこの会社は本当に良い会社で、尊敬できる上司の方々ばかりだと感じさせられました。

 

そこで、直属の上司からも難治性なのも重々承知のうえで、とりあえず2ヶ月有給を取得して、ゆっくり休んで、それから休職するのか退職するのか考えれば良いと、アドバイスを受けて、このような決断に至りました。

 

悩むうえで考えたこととしては、

この仕事を30,40歳まで続けて、家族を養うことになっている状態で倒れたら、家族が路頭に迷うリスクも考えました。

 

他にもあらゆるリスクを考えました。

逆に転職したら働き方は良くなっても、人間関係であったり、他の要因で病気が悪化しないだろうか?なども考えました。

 

そんなあらゆる自分の心配を上司の皆様は受け止めてくれて、せっかくこの会社にいるんだから、会社の制度は思う存分使えば良い!の一言で、繁忙期を目の前にして、有給取得に踏み切りました。

 

それが決まったのが7月3週目のことでした。

 

会社が特定されるとあれなので、少し誤魔化しますが、

就職活動でたまたまご縁のあったこの会社に内定することができて、確かに休職する結果になったことは厳しいが、他の会社ではこう上手くいってなかったかなと思います。

 

もともとはこの病気もあったので、安定志向で公務員志望でもありました。

しかし、この病気を正直に話すと、そこまで上手く選考が進んでいても、切られることが多々ありました。

 

そんな中、自分のことを引き受けてくれたこの会社に不義理はしたくない一心で、このような決断になりました。

 

本当に周りの人には恵まれてるなあ、と感じた次第であります。

 

ではでは、今日はこのへんで。