トイレマスター~第4話~
こんにちは。
前話が少し重めの話だったので、今回は軽めのお話を。
「僕はトイレマスターだ。(通学路に限る)」
家は大阪で大学は京都の方に電車で通っていた。
電車で片道1時間の道のりだ。
大学時にはかなりアクティブなことをして過ごしていた。
部活にも所属しており、週5〜6の頻度で練習があった。
また学業にも熱心で、都市計画を専攻していた。
そんなハードな学生生活はこの病気には禁物である。
だが、私は後のことを考えず、毎日全力で過ごしていた。
そんなことをしていたら、大学3年の秋に倒れた。
その頃は本当にトイレの回数もピークで、1時間の通学中だけでトイレに4〜5回駆け込むことも多々あった。
もう一度言おう。
「僕はトイレマスターだ。(通学路に限る)」
こんな感じで僕はこの称号を手に入れることができた。
自分が使っていた電車の沿線の各駅のトイレの位置は全部把握した。
ex) 前から◯両目、この車両に乗っていたら、1番近いトイレはこの駅だ。
この駅には改札を出ないとトイレがない。等々
冷静になってみると、本当にいらない能力だと思う。
ちなみにこれは百貨店等でも通用する。
大阪駅の各百貨店でトイレに駆け込もうとしよう。
まず探すのはトイレのマークではない。
エスカレーターのマークである。
トイレのマークを探すのは初心者である。
フロア1階、2階(2階がホームとつながっているタイプ)には、まずトイレがない。これは京都・河原町でも同じことが言える。
ではどうすればいいのか。
一目散に3階、4階までかけあがろう。
そうするとトイレのマークが見えてくるではないか。
こんなことをしていて、京都のあらゆる寺社仏閣、観光地、駅のトイレの位置を把握することができた。
もしあなたが京都に旅行行って、お腹が急に痛くなった時。
一目散に僕に連絡してくれ。
そうしたら、現在地さえ教えてくれれば、ある程度オススメのトイレは教えることができるであろう。
もう一度言おう。
「僕はトイレマスターだ。(通学路に限る)」
ではでは。